みやはら医院

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和食

 和食は野菜、大豆、魚が豊富で世界一の長寿を支える健康食であることは間違いありません。ただし、世界一との評価がある地中海食と比較すると、塩分が多い、オリーブ油が少ない、GI値が高い白米が多い、などの欠点もあります。和食のよさはそのままにして、干物、漬物などの塩分を控える、オリーブ油を積極的に使い、食物繊維が多く、GI値の低い玄米・雑穀米を食べる、などの工夫があれば和食は世界一の食習慣として誇れるものになると確信します。
 久山町研究によれば、大豆製品、野菜、海藻類などに加え、牛乳・乳製品の摂取量が多く、米(糖質)の摂取量が少ない食事パターンが認知症予防に良いことが分かっています。また、このパターンには果物、イモ類、魚の摂取量が多く、酒の摂取量が少ないという傾向も確認されています。
 マインド食(コチラ参照)では、避けたい食品の中にチーズが含まれていますが、日本人の乳製品摂取量は少なくヨーグルト、牛乳とともにチーズも十分に摂取する必要があると考えます。